副業を始めようと考えたエンジニアにとって、最初に直面する課題が「時間が足りない」という悩みです。本業が8時間に時には残業、さらに家庭や育児があると、自由に使える時間は限られています。
しかし、正しい時間管理を身につけることで、1日1時間でも副業を継続・成功へ導くことは可能です。今回は、エンジニアである筆者自身の経験をもとに、副業を始める前に取り入れるべき「時間管理術」を紹介します。
なぜエンジニアにとって時間管理がカギになるのか?
エンジニアの仕事は論理的思考と集中力を必要とします。副業においても同様で、短時間でも「深く集中する時間」が求められます。しかし、本業後は疲労や家事、育児などに追われ、まとまった時間が取りづらいのが現実です。
だからこそ「時間の使い方」を見直すことが、副業成功の第一歩になるのです。
ステップ1:時間の見える化をする
まず最初にやるべきは、「今、自分がどのように時間を使っているか」を把握することです。
具体的な方法:
- GoogleカレンダーやNotionなどに24時間をブロックで記録
- 平日・休日の行動パターンを1週間トラッキング
- 「何に、何分使ったか」をざっくりでも記録してみる
これをやると「意外とスマホを見ている時間が長い」「テレビをだらだら見ている時間がある」など、無意識の時間のムダが見つかります。
ステップ2:副業の時間を“先に”確保する
スキマ時間を探すのではなく、「副業の時間をまず予定に入れてしまう」のが鉄則です。
おすすめは「朝30分+夜30分」の分割型。朝の静かな時間に集中し、夜に軽作業(記事の推敲・収益確認など)を回すことで負担が軽くなります。
ステップ3:やるべきことを1日1タスクに絞る
副業を始めると、学ぶこと・やることが多すぎてパンクしがちです。
ここで重要なのは「タスクリストをつくり、1日1つに絞る」こと。たとえば:
- 月曜:ブログネタのリサーチ
- 火曜:記事構成を作る
- 水曜:記事を書く
- 木曜:画像や装飾を整える
- 金曜:公開+SNS投稿
このように曜日ごとにテーマを決めると、迷いなく作業に取り組めます。
ステップ4:ツールを使って「仕組み化」する
以下のようなツールを活用することで、時間管理の質がぐっと上がります。
目的 | ツール |
---|---|
タスク管理 | Todoist / Trello / Notion |
時間管理 | Toggle / Googleカレンダー |
集中力アップ | ポモドーロ・タイマー / Forestアプリ |
また、ブログ投稿やSNS告知なども「テンプレート化」しておくことで、時間短縮につながります。
ステップ5:やらないことを決める(時間の断捨離)
時間管理で最も効果が高いのが、「やらないことを決める」ことです。
たとえば:
- SNSをダラダラ見るのをやめる
- 付き合いだけの飲み会を断る
- 完璧主義を捨てて“8割でOK”にする
時間は「何をやるか」と同じくらい「何をやらないか」が重要です。
まとめ
副業を始めたエンジニアにとって、最初の壁は「時間がない」こと。しかし、それは時間が“足りない”のではなく、“使い方”の問題であることがほとんどです。
本記事で紹介した5つの時間管理術を実践すれば、限られた時間でも副業を継続できるはずです。
ピーター・ドラッカーはこう言いました。
時間という資源だけは誰にも平等に与えられている。問題は、それをどう使うかだ。
少しずつでも進めることで、1年後には確実に成果が見えてきます。
あなたも、自分に合った時間管理術で、副業の一歩を踏み出してみませんか?